最近の値上げラッシュに食費を節制しようとしたけれど、食べ物が美味しいこの季節、誘惑が多過ぎて実行できない人もいるのではないでしょうか。
今回はそんなみなさんに心理学のテクニックを事前に把握し、食費を抑える方法をご紹介します。
■買い物前は最安値チェックで衝動買い防止!
店頭で好きな商品を見つけると、ある程度の値段ならついつい買ってしまいがちですよね。そんな時はインターネットや行く予定のない店舗のチラシなどを確認して、商品の最安値を把握しておくといいでしょう。実際に店頭で価格を見た際、いつもより高く感じてしまい、その場での衝動買いを防ぐことができます。この様に最初に目にした情報が基準となり、後の判断に影響することを“アンカリング効果”といいます。
元値の相場を知らず、値引き商品をお得に感じて買ってしまうのもこの心理が働いているからです。その場合も一度帰宅して最安値を調べていると、時間と共に冷静になり実は必要のない物だったと気付くはずです。
■買い物中は相手の手法を把握して誘惑を断とう!
買い物が終わってレジに並び、財布を取り出すタイミングで待っているのが、ガムや飴などお手軽サイズの商品が並ぶ陳列棚です。混んでいたり点数が多いと、時間潰しに商品やPOPを読み込んでしまい”ついで買い”することもあるかと思います。コンビニのレジ横にあるホットスナックも小腹が空いてると目が行ってしまいますよね。これは全て店側のマーケティング戦略の一環です。今は必要のない物だと誘惑を振り切ることが大切です。
■色で食欲を抑制しよう!
間食の購入を控えても普段の食事量が多いと意味がないですよね。量を抑えたい時には、まず色を意識してみるといいでしょう。青色にはストレスを緩和して心を落ち着かせると共に、食欲を減退させる効果があります。食器やランチョマットの色を青色を始めとした寒色系に変えることで食事量を軽減することが期待できるので、いつもより少ない量で満足感を得られるかもしれません。
■食事の満足度をアップして食費も食欲も抑えよう!
日頃、テレビを見たり、スマホやタブレットを操作しながら食事をする人は多いのではないでしょうか。こうした“ながら食事”をしていると、食事に集中できず、満腹感を感じる前に食べ終わってしまうため、間食や一食の食事量が増えてしまいます。また、箸置きを使わず、常に利き手でお箸を持っている人も注意が必要です。咀嚼している段階で手が次の食べ物を取ってしまい、食事のスピードが自然と早くなります。噛む回数が減り満腹感が減るので、食事量も増えてしまいます。
まずは流れ作業のような食べ方を止め、一口食べるごとに箸を置いて時間をかけながら食べると、健康的に食事の量を減らせて食費も抑えることができます。
■外食でも色を意識して店選び!
寒色系は食欲を減退させる色ですが、反対に暖色系は食欲を増進させる色として飲食店に多く使われています。暖かみのある色合いの照明を使用したり、建物の配色に暖色を用いて客の食欲を促しているのです。また赤は購買意欲を高める色でもあるので、予定よりも多く注文してしまうかもしれません。
■おわりに
いかがでしたか? なぜ購買意欲が湧くのか、食欲が湧くのか少しでも理解できれば節約を意識的に行えますよね。誰にでもできることばかりなので、是非日常生活に取り入れてみてください。
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