欲しい物のためにお金を貯めたい人。災害やコロナ禍を経験して不測の事態に備えたい人。老後資金を確保しておきたい人。皆さん様々な理由で貯蓄していると思います。しかし一方で、貯蓄したいとは思っていても自分には難しいと諦めている人もいるのではないでしょうか。
目標を設定して、生活費以外に毎月決まった額を用意する。ちゃんとやろうとするとハードルが高く感じますよね。
でも、そんな貯蓄を諦めている人の中には、本人が気付いていないないだけで、既に貯蓄できている人がいるかもしれません。
今回は、そんな見え方次第で変わる、無意識の内に行っている貯蓄をご紹介します。
■余ったお金を貯金に変換
最近はキャッシュレス決済が増え、現金を使う機会が減った人も多いと思います。
中には現金の使用頻度が低いために、財布には数百円しか入ってない、なんてこともあるのではないでしょうか。これだけしか入っていないと考えがちな数百円ですが、給料日まで残っていれば実は貯蓄できているのと一緒なんです。
口座の残高も同様。生活費が引き落とされ翌月の給料日まで数円でも残っていれば、そのお金は貯蓄できているお金になります。
どうですか? 意識するだけで自然と貯蓄できてることがわかりますよね。
貯蓄を意識せず“余ったお金“と判断した場合「500円浮いたからショートケーキでも買って帰ろう」と直ぐに消費してしまうかもしれません。しかし貯蓄と認識すれば、目先の買い物で500円を使うことは控えると思います。
■貯金だけが貯蓄ではない
ここまで“貯金”ではなく“貯蓄”という言葉を使ってきましたが、貯蓄が具体的にどういったものを指すかご存知ですか? 総務省統計局が実施している家計調査では「預貯金」、「積立型の保険」、「有価証券(いわゆる株式)」などの金融資産を貯蓄として定義しています。
今まで貯蓄を意識していなかった人の中には、勧められるままに入った保険で知らず知らずの内に貯蓄できていたケースもあるかもしれません。契約期間が満了した時に受け取れる満期保険金や、解約した時に受け取れる解約返戻金、受け取れるとお得な気分になりますよね。ぜひ保険証券を見直してみてください。
■おわりに
いかがでしたか? 貯蓄も意識次第で出来そうな気がしませんか?少しでも貯蓄にポジティブになれれば、気持ちにも余裕が生まれて気軽に始められるかもしれません。まずは目標設定などは省いて、“余ったお金”の貯金や保険の見直しから試してみてはいかがでしょうか。
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