今回は、タイトルの通り「原油と為替」について検証してみたいと思います。4日ほど前から商品市場(特に原油)の話をたくさん聞いて「最近、原油のネタを仕入れてねぇな」と思い、せっかくなのでコラムにしようと思った次第です。
さて、原油といえば、よくこんな噂を耳にします。
- 原油価格と米ドルは逆相関
- 原油価格とユーロは正相関
ということで、この噂が本当なのか検証してみたいと思います。今回は本当に検証しただけの記事なので興味がない場合はブラウザバックされることをおすすめします。
“原油価格と米ドルは逆相関”の検証① WTIとUDS/JPYの推移
逆相関ということは、米ドルが上昇すれば原油価格が下落し、米ドルが下落すれば原油価格が上昇するという意味です。
果たして本当にそうなるのか見てみましょう。
ドン!

まぁまぁ、逆相関と言われれば逆相関ですね。
このグラフを作り終えてから「”米ドルが上昇すれば”っていう言葉で円高・円安をイメージしてしまって”対円レート”でグラフを作っちゃったけど、米ドルそのものの価値を数値化してくれている”ドルインデックス”を使った方がいいんじゃねぇのか」と思いました。。。今から作り直します!
“原油価格と米ドルは逆相関”の検証② WTIとドルインデックスの推移
はい!作り直しました。ドドン!

対円レートよりもしっかり逆相関になってる印象を受けます。
“原油価格とユーロは正相関”の検証
さてさて、続いてはユーロです。
まぁ、ユーロと指定されているので、どう頑張ってもEUR/USDで見るしかありませんね。(原油はドル建てで取引されてるからね)
では、さっそく見てみましょう。ドドドン!

こ・れ・は!
対円やドルインデックスよりも、だいぶイイ感じの相関関係にあると思います。
おわりに
今回は3つのグラフを見比べてみましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には、最後のEUR/USDでの比較が一番お気に入りです。
執筆者:鍛治田祐子
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