Excelでデータをひと目で見やすく!データバー&REPT関数活用術

ビジネス

Excelの数値データをどうやって見やすく整理するか悩んだことはありませんか?
「グラフを作るほどでもないけど一目でわかるようにしたい。」
そんな時は、データバーやREPT関数を活用すれば、表内に横棒グラフのようなバーを作成することができます。
今回は、データバーとREPT関数を使って数値を視覚化する方法をご紹介します。

データバー(条件付き書式)

関数を使わず手軽にバーを表示したい場合は、データバー機能がおすすめです。

  1. バーを表示したいセルを選択
  2. [ホーム]タブ
  3. [スタイル]のグループから[条件付き書式]をクリック
  4. [データバー]にマウスを合わせる
  5. [塗りつぶし(グラデーション)]または[塗りつぶし(単色)]から好みのものを選択

セルにデータバーが表示されました。

しかし、このままでは50%が100%のように表示されてしまうため修正する必要があります。続けて条件付き書式のルールを変更していきましょう。

  1. セルを選択したまま[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリック
  2. [条件付き書式ルールの管理]が表示されたら[ルールの編集]をクリック
  1. [書式ルールの編集]が表示されたら最小値と最大値の種類をそれぞれ[数値]に変更
  2. 数値を最小値は[0]、最大値は[1]に設定する
  3. [OK]をクリック
  1. [書式ルールの編集]が表示されたら[OK]をクリック

最大値を100%とするデータバーの完成です。

今回は上限が100%の値でしたが、数値が小さく比較しにくい場合は最大値を50%(0.5)にするなど、必要に応じてカスタマイズしてみてください。

[カスタマイズ] データバーの枠線と数値を非表示にする
[書式ルールの編集]で[棒のみ表示]にレ点を入れ、枠線から[枠線なし]を選択することで、数値や枠線のないデータバーを表示することもできます。

また、右に数値がないデータバーを置くことで横棒グラフのように表示することも可能です。

REPT関数

REPT関数とは数値に応じて指定した文字列を繰り返し表示する関数です。

この繰り返す機能を利用して、バーティカルバー「|」でバーを作ります。バーティカルバーは[shiftキー]を押しながら[¥]のキーを押すと入力されます。

  1. 表示したいセルに「=REPT(“|”,繰り返す回数)」を入力

今回は合計数でバーを作りたいので繰り返す回数は「F3」、「F3」の数値が大きいため20分の1で繰り返すことにします。従って数式は「=REPT(“|”,F3/50)」と入力。もし数値が小さいようであれば「*20」など数値を掛けると見やすくなります。

  1. 数式をコピーし、[フォント]から[Britannic Bold]または[Playbill]を選択
  2. フィルハンドルを掴み、表内一番下のセルまでドラッグ

今回は[Britannic Bold]を選択して色を緑色に変えて、REPT関数を用いたバーの完成です。

REPT関数を使うと「■」や「★」など自由度の高いバーを作ることができます。また【Britannic Bold】や【Playbill】のフォントがない場合は、「”|”」を「”█”」または「UNICHAR(9608)」にすることで既存のフォントでも入力することができます。

[カスタマイズ] バーの右端に商品名を表示する

バーばかり並んでいると、どの項目か分かりづらいですよね。そんな時は、バーの右端に項目の名称を追加すると見やすくなります。

  1. 表示したいセルに「=REPT(“|”,繰り返す回数)&” “&文字列」を入力

先ほど入力した数式に「&」で文字列を繋げます。バーと文字列の間に半角スペースを入れると、より見やすくなります。今回は商品名が記載されているB列を参照するよう「=REPT(“|”,F3/50)&” “&B3」と入力します。

  1. 数式をコピー
[カスタマイズ] バーの右端に商品名と合計数を表示し、合計数の列を非表示にする

バーをメインに合計数を表示したい場合は思い切って数値の列を非表示にしてみましょう。

  1. 表示したいセルに「=REPT(“|”,繰り返す回数)&” “&文字列&” “&数値」を入力

先ほど入力した数式にもう一度半角スペースと数値を入れます。今回示したい数値情報はF列にあるので「=REPT(“|”,F3/50)&” “&B3&” “&F3」と入力。

  1. 数式をコピー
  1. 合計数が入力された列を選択
  2. 右クリックして[非表示]をクリック

商品名と合計数がひと目でわかるバーの完成です。

おわりに

データを視覚化することで、情報をより直感的に伝えることができます。今回紹介した方法は簡単かつ実用的ですので、日々の業務や資料作成にぜひ取り入れてみてください。

執筆者:さくらもち

覚えておくと、ちょっと役に立つかもしれない情報をお届けします。

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