仕事場でも私生活でも、よく褒められるタイプの人や好かれやすい人気者タイプの人がいますよね。2つのタイプは共通して社交性が豊富な場合が多いと思います。人気者達はいったいどういったコミュニケーション術を使っているのでしょうか。
今回は普段から気軽に取り入れられる3つのコミュニケーション方法をご紹介します。
■お礼を伝えるのは20分以内
人間の記憶に関する理論”エビングハウスの忘却曲線”をご存知ですか?
記憶した情報は、思い出すまでの間隔が短いほど時間的負担が少なく、定着しやすいとしたグラフです。思い出すまでの時間は6日後なら25%、1日後なら34%、20分後なら58%まで軽減できるとされており、早ければ早いほど短時間で思い出すことができます。言い換えると、何もしなければ時間の経過と共に、記憶が薄れていくということになります。
例えば、飲み会で連絡先を交換して後からお礼のメールを送る場合。20分以内に送れば、相手も即座にあなたの姿が思い浮かび、返信してくれるでしょう。しかし送るのが1日後になると、相手の記憶も薄れて、あなたの名前を忘れていたり、思い出すまでに時間が掛かってしまうかもしれません。
翌日に持ち越すタイプの人は注意しましょう。あなたの印象を残したいなら20分以内にメールを送ると効果的です。
■会話はオウム返しと1つの質問
どの様に会話を進めていいのか分からない人には、オウム返しに1つ質問を付け加えて話してみることをおすすめします。
例えば、趣味の話題が出たとき「最近海外ドラマを見るようになって」と言われたら「海外ドラマを見るようになったんだ。どんなジャンルのドラマ?」と答えると会話が続きますよね。そのまま「ホラー系だよ。」と言われたら「ホラー系なんだ。夜見ると怖そうだけど仕事終わりに見てるの?」という風に続けていけば会話が広がります。
オウム返しすると不快感を与えるかもしれないと不安になるかもしれませんが、相手の言葉に同調し、質問を付け加えることで案外気になりません。困ったときは6W2Hを意識して使ってみると、簡単な質問でも続けることができますよ。
■普段からリスペクトの気持ちを言葉にする
お店や病院を選ぶ際、判断材料に口コミを参考にする人も多いですよね。これはウィンザー効果といい、第三者から間接的に伝わる情報は信用しやすいという心理が働くためです。
このウィンザー効果は日常生活でも取り入れることができます。
例えば、Aさんに「Bさんって、忙しい中でもいつも冷静に対応してくれて頼れる存在だよね」、Bさんに「Aさんって、ユーモアがあって周りを明るくできる存在だよね」とそれぞれ伝えたとします。AさんとBさんが対面し、お互いの評価を聞いた時、あなたが直接伝えるよりも素直に評価を受け取ってもらいやすくなります。また、あなたが評価していた事実も受け入れられ、自然とあなたへの好感度も上がるでしょう。
■おわりに
いかがでしたか? 今回紹介した3つの方法なら気負うことなく試してみることができますよね。コミュニケーション能力を磨けばあなたの評価も自然とあがるかもしれません。是非、実践してみて下さい。
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