新年度のスタートと共に、新しい挑戦や目標を掲げた人も多いのではないでしょうか。しかし、4月の初めにはあれほど意欲的だったはずが、1ヶ月が経った今少し意欲が薄れてしまった人もいるかもしれません。途中で挫折しそうなとき、どうすればモチベーションを維持できるのか。
今回は、あなたが持ち得る3つの要素を活かし、目標を達成するためのヒントをお伝えします。
■要素1:時間
目標を達成するためには、限られた時間をどのように有効活用するかが重要です。
毎日が忙しく、自由に使える時間が夜のひとときに限られているのなら、人によっては1時間程度、通勤などのスキマ時間を合わせても、日々2時間を確保するのが精一杯でしょう。仮に6ヶ月計画で取り組んだとしても、2時間×180日で360時間しかありません。さらに、残業や家族との予定も考慮すると、360時間ですら確保するのが難しいかもしれません。
そんな時は、まずお試し期間として2週間、毎日どれくらいの時間が取れるかを記録してみましょう。”週末は確実に時間がとれる” “週に2回は残業で時間がとれない”など、自分の生活リズムや実際の時間の使い方が見えてくるはずです。そしてその結果を元に、自分に無理のないスケジュールを立てるのです。
例えば、”テキストを1日に30分勉強する、もしくは5ページ進める”といった目標を立てます。時間と量の両方を設定し、どちらか一方が達成できれば良しとすることで、無理なく継続することができます。さらに、読み終わったページに付箋を付けたり、手帳に出来た量を記録するなど、進歩が目に見える形で確認できるように工夫をすれば、モチベーションが保ちやすくなります。
■要素2:お金
目標を達成するためには、先行投資を行うことも有効です。
例えば、ダイエットを始める際にスリムになったら着たいと思う服を先に購入したり、ジムへ入会するのも一つの方法です。「せっかくお金をかけたのだから無駄にしたくない」という心理が働き、理想の体型を手に入れるために努力しようという意欲が沸いてくるのです。もし、勉強が目標ならば、教材を購入したり、試験があれば先に申し込んでしまうのも継続するための動機付けになります。
このような投資したお金を無駄にしたくない、もったいないと感じてしまう心理を”サンクコスト効果”と言います。投資金額が多いほど、効果が強まるとされています。
■要素3:人
同じ目標を持つ仲間と交流することで、目標を達成するため意欲がさらに高まるかもしれません。職場やプライベートで交流のある人は勿論、思い切ってSNSのコミュニティなどで探してみるのもいいでしょう。もし、目標を達成している人に出会えたなら、目標達成のために何をしたのか、どういう失敗をしたのかを聞いておくと、新たな学びを得られるかもしれません。
■おわりに
いかがでしたか? 1つ1つ見直していけば、道筋やゴールが明確になり、できるイメージが沸いてきますよね。是非、あなたが持っている3つの要素を活かして目標達成を目指してみてください。
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