Excelでマップグラフを活用！地域別データを直感的に把握しよう

- INDEX -

Excelのマップグラフを使ったことはありますか？ Excelには、地域データを視覚的に表現できる「マップグラフ」という便利な機能があります。この機能を活用すると、都道府県別の売上データや人口分布などを簡単にマップ上に可視化でき、データの傾向を直感的に把握することができます。

例えば、都道府県別売上データをマップグラフで表示すれば、どの地域で売上が高いのか一目で分かるようになります。また、スライサーと組み合わせることで、特定の地域を絞り込んで表示することも可能です。

今回は、Excelのマップグラフの基本的な作成方法と、スライサーとの連携した使い方をご紹介します。

Excelのマップグラフではピボットテーブルを使用することはできません。ピボットテーブルのデータを使用する際は、データを別の場所にコピペするか、通常のテーブル形式でデータを整理してください。

先ずはマップグラフを作成する手順を見ていきましょう。

国名や都道府県名と数値データを含む範囲を選択します。

マップが挿入されました。しかしマップ領域が世界全体になっているので表示を変更します。

この時、データ系列の書式が開いていないようであれば、オプションメニューから[系列1]を選択するとデータ系列の書式が開きます。

領域は[国/地域]を選択すると日本全域が、[データが含まれる地域のみ]を選択すると数値データが含まれる都道府県のみ表示されます。

マップグラフをより見やすくするために、色を変えていきましょう。

数値データを都道府県別や地域ごとに変えると、色分けすることができます。

この時、値のみ表示したい場合は、そのまま[データラベル]をクリックするだけで設定できます。

これで都道府県名と数値を地図上に表示することができます。

今回はアイスクリームの売上のマップグラフとスライサーを連携させて、1クリックで各都道府県の売上を大きく表示したいと思います。

スライサーは表にテーブル機能を適用することで利用することができます。

データ範囲が間違っている場合は、テーブル作成を開いたまま、もう一度範囲選択をやり直してください。

参照元の表が同じグラフとスライサーは自動的に連動します。

今回は、スライサーを作成した表からマップグラフと棒グラフも作成します。あとは、スライサーやグラフの色やサイズを調整し配置すれば完成です。

これで全国的な売上を一目で把握しつつ、スライサーを1クリックするだけで各都道府県の売上を、より視覚的に表現するグラフを作ることができました。

マップグラフを活用すると、地域ごとのデータを直感的に把握することができるため、資料作りのクオリティアップも期待できます。是非、マップグラフを活用し、データをより分かりやすく、効果的に伝えてみてください。

執筆者：さくらもち

覚えておくと、ちょっと役に立つかもしれない情報をお届けします。